東芝ER-NS170Aのトラブル・故障・不具合はこれをチェック!

※商品画像はイメージです。実物とは異なります。

東芝ER-NS170Aのトラブル・故障・不具合はこれをチェック!

電子レンジの調子が悪いと、毎日の食事の準備に支障が出て困ってしまいますよね。
温まらない、途中で止まってしまう、あるいは異音がするなど、突然のトラブルに直面すると「修理に出すべきか、自分で直せるのか」と悩まれることと思われます。

本記事では、不具合の原因を特定するための自己チェック手順や、部品のお手入れ・交換の目安、そして修理と買い替えのどちらが経済的かを詳しく解説いたします。
順を追って確認していただくことで、いま直面している問題の解決策が見えてくるはずです。

動作不良や加熱トラブル時に確認する自己チェックリスト

電子レンジに不具合が生じた際、すぐに故障と判断する前に、いくつかご自身で確認できる項目が存在します。

東芝ER-NS170Aはダイヤル操作のシンプルな設計を採用しており、複雑なコンピューター制御のエラーよりも、物理的な要因によるトラブルが発生しやすい傾向にあります。

ここでは、症状別に考えられる原因と、その確認手順について詳しく解説いたします。
これらのチェックを行うことで、専門業者を呼ばずとも問題が解決する可能性があります。

電源が全く入らない場合の確認ポイント

ダイヤルを回しても電源が入らず、動作音もしない場合は、機器本体に電力が正しく供給されていない可能性が考えられます。

まずは、基本的な電源環境の見直しを行うことが推奨されます。
壁のコンセントからプラグが抜けかけていないか、あるいは緩みがないかをしっかりとご確認ください。

たこ足配線や延長コードを使用している場合、電子レンジが要求する電力を十分に確保できず、安全装置が作動して電源が落ちることがあります。

また、ご家庭の分電盤(ブレーカー)を確認し、電子レンジを使用している回路のアンペアブレーカーが落ちていないかを点検してください。

他の消費電力の大きな家電製品(電気ケトル、ドライヤー、エアコンなど)と同時に使用した場合、一時的な過電流によってブレーカーが遮断されるケースが多く見受けられます。

コンセントやブレーカーに異常が見られない場合、電子レンジ本体のドアが完全に閉まっているかを確認することが重要です。
電子レンジはマイクロ波の漏洩を防ぐため、ドアに複数の安全スイッチ(マイクロスイッチ)が内蔵されており、わずかでも隙間があると作動しない仕組みになっています。

ドアのヒンジ部分や、本体とドアの接触面に食品のカスや汚れが挟まっていないかを念入りに確認してください。

もし汚れが付着している場合は、固く絞った布で丁寧に取り除くことで、接触不良が改善され、正常に電源が入るようになる可能性があります。
これらの確認を行っても電源が入らない場合は、本体内部のヒューズ断線や基板の故障が疑われます。
内部の電気部品の不具合については、ご自身での分解は感電の危険が伴うため絶対におやめください。

正常に動作音がするものの食品が温まらない場合の確認ポイント

ダイヤルを回して庫内灯が点灯し、動作音も聞こえるにもかかわらず、設定した時間が経過しても食品が冷たいままという症状は、電子レンジのトラブルとして非常に多く報告されています。

この場合、電波(マイクロ波)を発生させる「マグネトロン」という中核部品の寿命、あるいは高圧トランスやインバーター回路の異常が疑われます。

しかし、部品の故障を疑う前に、まずは使用状況や設定に誤りがないかを確認することが大切です。
本機は全国で使えるヘルツフリー(50/60Hz共用)仕様ですが、お住まいの地域の電源周波数によって最大出力が異なるという特徴を持っています。

東日本(50Hz)地域で使用する場合は強出力が520W、西日本(60Hz)地域では650Wとなります。
引っ越しなどで地域が変わった場合、以前と同じ加熱時間では温まり具合に差が生じるため、「温まらなくなった」と錯覚されるケースがあります。

また、東芝ER-NS170Aは出力が「200W相当」「500W相当」「強」の3段階に設定可能です。
ダイヤルが意図せず「200W相当(解凍用)」に合わさっていると、通常のお弁当やおかずの温めには時間がかかり、温まっていないと感じる原因になります。

さらに、食品の配置や容器の種類も加熱効率に大きな影響を与えます。

東芝ER-NS170Aはフラット庫内を採用しているため、ターンテーブル式のように食品を端に置く必要はなく、庫内の中央に配置することが推奨されます。

金属製の容器や、アルミホイル、金線・銀線の入った食器を使用すると、マイクロ波が反射して食品に吸収されず、温まらないばかりか故障の原因となります。

設定や容器に問題がないにもかかわらず全く温まらない場合は、マグネトロン等の主要部品の故障が濃厚と考えられます。

庫内での異音や火花が発生する場合の確認ポイント

加熱中に「バチバチ」という異音がしたり、庫内で火花(スパーク)が見えたりする場合は、非常に危険な状態であるため、直ちにダイヤルを戻して使用を中止してください。

火花が発生する最も一般的な原因は、庫内に付着した食品の飛び散りや油汚れが炭化し、そこにマイクロ波が集中して発火する現象です。
特に、フラット庫内の底面や側面に焦げ付きが残っていると、その部分が異常加熱を起こしやすくなります。

また、先述の通り、アルミホイルや金属製のスプーン、金属装飾のある食器を誤って加熱した場合も激しい火花が散ります。

さらに、根菜類(サツマイモやニンジンなど)や少量の食品を長時間加熱しすぎた場合、食品内部の水分が完全に蒸発してしまい、食品そのものが発煙・発火する恐れがあります。

東芝ER-NS170Aのような単機能レンジは、自動で水分を感知して停止する高度なセンサーを搭載していないため、手動での時間設定には十分な注意が必要です。

異音に関しては、ブーンという低い唸り音であれば、マグネトロンが正常に動作している音である可能性が高いですが、ガラガラ、キュルキュルといった金属が擦れるような音の場合は異常です。
冷却ファンの軸受けの摩耗や、内部の部品が脱落して共振している可能性があります。

火花や焦げ臭いにおいが発生した後は、庫内を十分に冷ましてから、中性洗剤を含ませた布で庫内を徹底的に清掃してください。

汚れを完全に除去しても再び火花が出る場合や、内部からプラスチックが溶けるような異臭が続く場合は、内部の絶縁体が損傷している可能性が高く、そのまま使用を続けるのは大変危険です。

火災などの重大な事故を防ぐためにも、異常を感じた際は速やかに電源プラグを抜き、メーカーの点検を受けることが強く推奨されます。
安全を最優先にした対応を心がけてください。

フラット庫内のお手入れと消耗品のメンテナンス

電子レンジを安全かつ長持ちさせるためには、日頃のメンテナンスが不可欠です。

東芝ER-NS170Aは17Lのフラット庫内を採用しており、ターンテーブル式と比較して段差が少なく、拭き掃除が非常に容易であるという利点があります。

しかし、手入れがしやすい反面、汚れを放置すると加熱効率の低下や予期せぬトラブルを引き起こす原因となります。

ここでは、正しい清掃手順と、定期的な確認が必要な部品について解説いたします。

庫内の汚れが引き起こす加熱不良と清掃手順

庫内に食品のカスや飛び散った油汚れが付着したまま使い続けると、マイクロ波が食品ではなく汚れに吸収されてしまいます。
これにより、設定した時間通りに食品が温まらなくなるだけでなく、余分な電力を消費することになります。

さらに、汚れが蓄積して炭化すると、前述したような火花の原因となり、最悪の場合は庫内の塗装が剥がれたり、底面のガラスが割れたりする恐れがあります。
日常的なお手入れとしては、使用後、庫内がまだ温かいうちに固く絞った濡れ布巾でサッと拭き取ることが最も効果的です。

頑固な油汚れやこびりつきが生じてしまった場合は、電子レンジの加熱を利用した清掃方法が推奨されます。
耐熱容器に水と少量の重曹(またはクエン酸)を入れ、3〜5分ほど加熱して庫内に蒸気を充満させます。

加熱終了後、扉を開けずにそのまま10分程度放置することで、蒸気が汚れを浮かせ、軽い力で拭き取ることができるようになります。
拭き掃除の際は、ナイロンたわしや研磨剤入りのスポンジは使用せず、柔らかい布やキッチンペーパーを使用してください。

特に、フラットテーブルの四隅や、ドアの内側のパッキン周辺は汚れが溜まりやすいため、念入りな確認が必要です。
ドアパッキンに汚れが付着していると、密閉性が損なわれ、動作不良の原因になる可能性があります。

庫内の塗装に傷がつくと、そこから錆が発生し、故障の直接的な原因となるため、優しく丁寧にお手入れすることが重要です。
定期的な清掃は、機器の寿命を延ばすだけでなく、食品を衛生的に保つためにも欠かせない作業です。

マイカ板(電波出口カバー)の役割と交換の目安

電子レンジの庫内側面または上面には、「マイカ板(雲母板)」と呼ばれる薄い板状のカバーが取り付けられています。

この部品は、マグネトロンから発生したマイクロ波を庫内に導きつつ、食品から出る水蒸気や油が本体内部(機械部分)に侵入するのを防ぐという、非常に重要な役割を担っています。

マイカ板は厚紙やプラスチックのように見えるため、購入時に梱包材と勘違いして外そうとされる方もいらっしゃいますが、絶対に剥がしてはいけません。
このカバーがない状態で使用すると、内部の電子部品がショートし、致命的な故障を引き起こします。

長期間使用していると、このマイカ板に油や調味料が飛び散り、茶色く焦げ付いたり、穴が開いたりすることがあります。
マイカ板が焦げてしまうと、その焦げ自体がマイクロ波を吸収して発熱し、火花を散らす原因となります。

もしマイカ板に焦げ付きや破損が見られる場合は、そのまま使用を続けることは大変危険ですので、速やかに交換をご検討ください。
一般的に、マイカ板はメーカーのサービスパーツとして取り寄せることが可能であり、ご自身での交換が認められている部品です。

交換の手順は、古いマイカ板を固定しているツメやネジを外し、新しいものを同じように差し込むだけの簡単な作業です。
マイカ板は湿気に弱く脆い素材であるため、清掃の際に強く擦ったり、洗剤を直接吹きかけたりすることは避けてください。

マイカ板を清潔に保つことは、電子レンジの心臓部であるマグネトロンを守ることに直結するため、日頃から汚れが付かないよう注意を払うことが推奨されます。
部品の取り寄せについては、メーカーの公式サポートページや取扱説明書にて部品番号を確認することをお勧めいたします。

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修理費用と新品購入の客観的な比較

自己チェックや簡単な部品交換を行っても症状が改善しない場合、メーカーによる修理を依頼するか、新しい機器への買い替えを検討する段階に入ります。

東芝ER-NS170Aは2024年12月に発売された非常に新しいモデルです。
そのため、現在ご使用中であれば、通常はメーカーの保証期間内(お買い上げ日から1年間、マグネトロンは2年間)である可能性が極めて高いと考えられます。

しかし、保証書を紛失してしまった場合や、落下などの過失による故障の場合は、有償での修理となります。

メーカー修理にかかる概算費用の内訳

メーカーに修理を依頼した場合、費用は「部品代」「技術料」「出張料(または送料)」の3つの項目から構成されます。
電子レンジの修理において、最も高額になりやすいのはマグネトロンや基板の交換です。

一般的な単機能電子レンジの有償修理費用の目安を以下の表にまとめました。
あくまで概算であり、実際の費用は診断結果や地域によって変動する可能性がある点にご留意ください。

費用の内訳 概算金額の目安 備考
部品代 3,000円 〜 10,000円 マグネトロンや制御基板など主要部品は高額
技術料 5,000円 〜 8,000円 分解・診断・組み立ての作業工賃
出張料 3,000円 〜 5,000円 メーカーの作業員が自宅に訪問するための費用
修理費用合計 11,000円 〜 23,000円 故障箇所や症状の重さによって大きく変動

表からもお分かりいただける通り、有償での修理となった場合、最低でも1万円以上、主要部品の故障であれば2万円を超える費用が発生するケースが珍しくありません。

特に、訪問修理を依頼した場合は、修理を行わずに見積もりだけでキャンセルしたとしても、診断料と出張料が請求されることが一般的です。
そのため、メーカーに連絡する前に、保証期間内であるかどうかを保証書や購入時のレシートで確実に確認しておくことが非常に重要です。

保証期間内であれば、取扱説明書に従った正常な使用状態での故障に限り、無償で修理を受けることができます。

買い替えを検討するべき経済的な分岐点

有償修理となる場合、修理と買い替えのどちらを選ぶべきかの判断は、新品の市場価格と修理費用のバランスによって決まります。

東芝ER-NS170Aのような単機能でフラット庫内を採用した入門機クラスの電子レンジは、新品でも1万円台から2万円前後で購入できるケースが多く見受けられます。

もし修理費用が15,000円と見積もられた場合、同等クラスの新しい電子レンジを購入する費用とほぼ変わらないか、場合によっては修理代の方が高くなってしまう逆転現象が起こります。
家電修理の専門家の見地から申し上げますと、単機能レンジにおいて有償修理費用が本体購入価格の7割を超える場合は、買い替えを検討されることをお勧めいたします。

また、買い替えを選択することには、費用面以外にもいくつかのメリットがあります。
修理には部品の取り寄せや作業員の手配に数日から1週間程度の時間を要することが多く、その間は電子レンジが使用できず不便な思いをすることになります。

一方、買い替えであれば、家電量販店やオンラインショップですぐに手に入り、その日から使い始めることが可能です。
さらに、新しい製品を購入すれば、そこから再び1年間のメーカー保証が付与されるため、今後の安心感にもつながります。

もちろん、購入して間もない新しい製品であるため、基本的には修理して使い続けることが環境にもお財布にも優しい選択と言えます。

しかし、万が一お客様の過失(落下による破損や、不適切な容器の使用による発火など)で保証対象外となってしまった場合は、経済的な合理性を冷静に判断する必要があります。

「修理代金の見積もり額」と「同等性能の新品価格」をしっかりと比較し、ご自身のライフスタイルに合った最適な選択をしていただくことが望ましいと考えられます。
古い機器の処分にはリサイクル料金等がかかる場合があるため、その点も含めて総コストを計算してみてください。

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次にとるべき行動と問題解決へのステップ

ここまで、東芝ER-NS170Aに不具合が生じた際の自己チェック方法や、お手入れのポイント、そして修理と買い替えの判断基準について解説してまいりました。

電子レンジのトラブルは、電源の確認や庫内の清掃といった簡単な手順で解決できるケースも少なくありません。
まずは慌てずにコンセント周りやダイヤルの設定、庫内の汚れやマイカ板の状態を順番に確認していただくことをお勧めいたします。

ご自身での確認で問題が解決すれば、すぐにでも普段通りの生活にお戻りいただけます。

しかし、電源が入らない状態が続いたり、異音や火花が発生したりといった深刻な症状が改善されない場合は、内部の部品が故障している可能性が極めて高いと思われます。

その際は、無理に分解や修理を試みることは避け、安全のために直ちに使用を中止し、電源プラグを抜いてください。
本機は発売から日が浅いため、お手元に保証書と購入証明(レシートなど)があるかを探していただき、保証期間内であることを確認されるのが最優先の行動となります。

保証が有効であれば、速やかにメーカーのカスタマーサポートへ点検・修理を依頼してください。

もし保証書が見つからない場合や、お客様の過失による故障で高額な修理費用が予想される場合は、本記事でご紹介したコスト比較を参考に、新しい電子レンジへの買い替えも視野に入れてご検討ください。

ご家族の人数やライフスタイルの変化に合わせて、オーブン機能付きのモデルにアップグレードするのも一つの選択肢かもしれません。
この記事が、今直面しているトラブルを安全かつスムーズに解決するための一助となれば幸いです。

まずは保証書の確認、もしくは東芝の公式サポートページで本機の取扱説明書や修理受付窓口をチェックするところから始めてみてください。

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